今月初めに、姪っ子が心臓の手術をした。
1歳3ヶ月の胸にメスを入れての手術。
前々からいつかは手術となってはいたけど、やっぱり現実的になると違う。
兄夫婦を思うとその日は胸が痛んで、姪っ子を思うと「頑張れ!」としか言えなくて、空を見上げては母に「守ってよ。絶対守ってよ」と心で唱えて・・・。
「終わったよ」の連絡が来た時、涙が溢れた。
兄の声を聞いて、涙を堪えるのがやっと。
本当に良かった・・・良かったね。
無事に済んで、これからは元気に大きくなれる その喜びと、自分の子供が手術をしてそれを待つ親の気持ちと・・・いろいろ考えると涙が自然に溢れた。
順調に回復して、退院もして今は自宅に戻ってる。
約10日ちょっとの入院で退院しちゃうんだからすごいよね。
人間の生命力に感動。
そして感謝。
小さな命に教えられた、命の大切さとたくましさ。
チビも「Cはお胸痛いの治ったの?チビの家にも遊びに来れるの?」「痛いよ。痛いよってもう泣かないでいいの?」とたまに思い出したように聞いてくる。
小さいなりに、従姉妹の心配をするチビを優しいと思った。
先月、友人に2人目が生まれた。
彼女のお母さんが昨年、脳の血管を切ってしまって一時は危険な状態で。
今は、自宅でリハビリしながら不自由な体ながら生活中。
そんな中、妊娠して出産した彼女。
妊娠中もお母さんのリハビリを手伝ったり、大変だったはず。
無事に出産して本当に良かった。
彼女とは何かと似た所もあって、馬が合う。
私の母も脳の血管が切れて亡くなったし。
そして母の年齢も同じ。
そんな彼女から赤ちゃんの名前が決まったよ。とメールを貰った。
その最後に「今日で母が倒れたあの日から1年がたちました。いつも心配してくれて、相談に乗ってくれてありがとう」とあった。
何故か、泣けた。
もう1年たったんだ・・・と気持ち。
そして彼女や、その家族や、お母さん自身が頑張った1年。
私が想像する以上に大変だったと思う。
お母さんの笑顔も、家族の笑顔も、新しい家族の笑顔と共にこれからも進めるね。
大変な事も沢山あるけど、悩みながらも進んでいこうね。
私の母は亡くなってしまったけど、私の中にも来月生まれて来るだろう新しい命がある。
その命が無事に生まれてくる事が今の願い。
母には抱かせる事が出来ないな・・・とか、お母さんならどう思ったかな?とか「母恋しい」その波は、ゆっくりやってきたりするけど、チビの笑顔がその波を小波のままでいさせてくれる。
チビに対しても、厳しくしちゃう自分に自己嫌悪の毎日ではあるけれど、あの子が生まれて成長して・・・自分以外の人間の成長を心から喜べる子供の存在に感謝。
「命」の中には、誕生出来ない命も、誕生してすぐに消えてしまう命も、突然無くなってしまう命もある。
色々な命とのつながりに日々感謝する事を忘れちゃいけないと思った今月。
そんな気持ちを、うまくは書けないけど書き留めておきたかったのです。